雨も嵐も東山動植物園　－名古屋小町のひとり言

岐阜の幼稚園、保育園児の遠足と言ったら定番は間違いなく名古屋の東山動植物園でしょう。
我が家の３人の子供達の遠足ももれなく東山動植物園でした。年の離れた３人の子供たちのおかげで付き添いの私はここ１０年毎年同じ季節に遠足に出かけました。
大きなバス１０台以上が連なって、名古屋市街まで少し高速道路を走って、入場門に付いたら解散して好きなお友達とお弁当を食べて、集合写真を撮る。先生方にとっては文句なしの場所なのでしょう。
フラミンゴを見て、コアラに話しかけて、カバの前でしばらく登場を待って、新しくなったメダカ館で休んで、うさぎにえさをあげて、植物園のバラの前で写真を撮って、モノレールに乗って、お土産を買う。
これが五月晴れの良い日なら最高の思い出なのですが、人数も多いからなのでしょう、雨が降っても寒くても東山動植物園への遠足は決行されるのです。
そして私にとって最後の最後の遠足の年、この日は朝から風も強くテレビの天気予報も１日中１００％雨の予報。
横なぐりの傘の役に立たない雨がかなりの量で降っていました。急きょカッパを買って、親子共に完全防備。
ゆううつな私に反して今までにないほど興奮している次男。
一緒に回った友達もテンションの高い子供らにひっぱられながら、よし私達も楽しもう！と腹をくくりました。
思った通り、動植物園は貸し切り状態、お店もひっそり、動物も寝ていたり、隠れていたり、長靴でもズボンはベタベタ。
もう大変な１日でしたが、今までの１０年とは違った動植物園の顔が見えて、結局今までで一番心に残る遠足になっているのでした。