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妹と名古屋へ買い物に行った。
雑貨、古着、インテリア・・・色々なお店を見て回るのに一番気兼ねがいらず、楽しい。
それでも年子の私達は小学校の頃はそれはそれは毎日ケンカの日々で仲の悪いきょうだいだった。
女の子どうしのケンカといえども、口ゲンカから始まって髪の毛は引っ張る、腕をおもいっきりつねる、足が出ることもざらだった。
父は「おまえら世の中二人っきりのきょうだいやになんやあ」と嘆いていたものでした。
それが別々の高校、大学と進学し、バイト、一人暮らしと会う時間も少なくなりケンカすることもなくなっていた。
30代になり結婚して二人とも近い所に家を建てた。それからは小学生の頃が嘘のように頻繁に会い、
ランチしたり、買い物したり、夕飯を一緒に作るようになった。
その日も名古屋で一通り買い物が終わり、電車に乗ろうと歩いていると、似顔絵描きますという路上の画家さんがいました。
なんとなく二人で描いてもらおうということになり、椅子に座った。
絵が出来上がるまで画家さんは私達の顔を何度となく見ながら、「よく似てますね〜きっと仲も良いでしょう〜僕、結構人を見る目あるんですよ〜」と言われた。
昔を思い出した私達は吹き出してしまいましたが、出来上がった二人の顔はなんとも穏やかな可愛い笑顔になっていました。
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